理科内容解説資料
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わくわく理科50観 点啓林館の特色1.環境教育(ESD:持続可能な  開発のための教育)について,  適切に取り上げられているか。■環境教育(ESD:持続可能な開発のための教育)・各学年巻頭では,自然へのアプローチの仕方に関連したテーマを設定し,科学的な視点から,学習内容にいざなうものとしている。・特に6年巻頭では,「自然とともに生きる」をテーマに,地球に生きるわたしたちと,大気や水,緑や生命とのかかわりを考える場を設けている。また,6年最終単元「10.自然とともに生きる」は,「環境」に関する内容の総まとめとして設け,単元の最後に「わたしたちにできること」を新設し,ESDの考え方を丁寧に紹介している。・各学年の「理科の広場」「ひろげよう」,5・6年「地域資料集」などでも,環境に関する話題や資料を,豊富に紹介している。また,6年「地域資料集」では,全国の小学生による環境保護活動を紹介し,環境保護を身近に感じられるようにしている。2. ICT教育を積極的に取り上げ,  情報の収集・整理・表現活動を  効果的に行うことができるか。■ICT教育の推進・コンピュータやデジタルカメラなどの活用に適した箇所では,紙面にコンピュータマークを付けて具体例を示すなどして,積極的にコンピュータの利用を促している。・授業をサポートするため,電子黒板に対応したデジタル教科書も発行予定である。3.家庭学習への対応が図られ,  理科好きな児童に育てる工夫が  されているか。■家庭学習への対応・「わくわく理科プラス」は,「学習のはじめに」,「学習の終わりに」,「学年末問題」などで構成され,家庭での予習・復習にも対応している。・本冊各学年裏表紙,「わくわく理科プラス」各学年裏表紙にも「保護者の方へ」のメッセージを掲載し,理科でつけたい力を伝えるとともに,理科の魅力を,家庭でも児童と共に感じていただけるようにしている。・3・4年では,野外への持ち運びに適した「切り取り教具」を巻末に付け,校外学習や家庭学習の機会にも活用できるようにして,児童の関心を高めるよう工夫している。・各学年単元内に設けた「やってみよう」「つくってみよう」や,4-6年各巻末の「つくってみよう ものづくり広場」では,おもちゃづくりを家庭でも実施できるように,写真や図を多用し,丁寧に手順を示している。4.道徳教育,国際理解教育への  配慮は充実しているか。■人権の尊重・男女の役割を固定せず,児童一人ひとりが主人公で,互いに協力しながら観察・実験を進めている写真やイラストを掲載し,性別,人種,身体的特徴,さまざまな障害などに十分配慮している。車椅子を利用している場面も掲載している。・国際理解教育の一環として,海外の話題を紹介し,外国人の児童と協力して活動する様子も紹介している。・弱視児童への配慮として,現行の教科書と同様に,拡大教科書も発刊予定である。※真理を求める態度,働くことの意義の理解,公徳心の育成,伝統と文化の尊重等については,「① 教育基本法第2条」の項をご参照下さい。1.地域の自然環境や施設,人材を  活かした学習ができるように  配慮されているか。■地域の特色を活かした学習・地域の特色を活かした学習を可能にする資料を充実させ,身近な自然に興味をもち,それを大切にする態度を育てるようにしている。・栽培植物には副教材を豊富に紹介し,地域に応じた学習ができるようにしている。■施設や人材を活かした学習・図書館や科学館,博物館などの各種地域施設の活用,地域の人への取材などを積極的に取り入れ,地域に根ざした学習ができるように配慮している。⑦ 今日的課題への対応⑧ 地域性

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