理科内容解説資料
48/64

わくわく理科46観 点啓林館の特色1.教科書の構成は,教科の特性に  応じて,効果的に設定されているか。■本冊と別冊「わくわく理科プラス」・地域の気象条件,生物の生育状況などに応じて,柔軟に学習活動を組み立てることができるように,教科書が上下巻に分かれておらず,関連する学習内容を,児童が1年間を通していつでも参照することができる。・別冊「わくわく理科プラス」を設け,単元の「学習のはじめに」と「学習の終わりに」で構成して,児童たちが学びや成長を実感できるようにしている。2.単元の構成は,系統性をふまえて  組織的に設定され,上位学年や  中学校との連携も配慮されているか。■単元の構成・学習指導要領に示された内容の系統性をふまえて,児童が学年内・学年間の既習内容を活かしながら学習できるように,単元を構成している。・各学年に「学習をつなげよう」を設け,複数の単元で別々に学習した内容のつながりを意識できるようにしている。■上位学年との連携・各学年の巻末には,「ふり返ろう」「次の学年に向けて」を設け,学年末の振り返りと次の学年の紹介を掲載し,上位学年への期待感を高めるようにしている。■中学校理科との連携・6年では,中学校理科の学習内容(金属の燃焼,小腸の絨毛,肺胞,心臓のしくみ,血液の成分,光合成,空気循環とエネルギーの関係など)を「理科の広場」や「学習をつなげよう」で数多く扱っている。・6年巻末に「中学生の理科に向けて」を設け,小中理科の円滑な連携を図っている。3.単元の配列は,季節に応じて適期  に設定され,単元間の関連付けにも  配慮されているか。■単元の配列・特にB区分の単元については,系統的な順序性を確保した上で,季節的な不都合が生じないよう,野外観察や飼育・栽培に適した時期に配当している。・A区分の単元についても,理科室や器具の使用が学年間で重ならないように配慮したり,水溶液の反応時間が短くなるよう,気温の高い時期に配当したりしている。4.年間の標準授業時数で指導できる  ように構成されているか。■ゆとりをもった配当時数・学習指導要領の内容・取扱いを十分に検討し,児童が自ら活動し,ゆとりをもって問題解決学習を行うのに適切な時数の配分としている。・別冊「わくわく理科プラス」では,本冊と共通の内容が易しく解説されていて,配当時数内で円滑に学習を進められるようになっている。■2学期制への対応・「科学の目で見てみよう」を含めて「自由研究」をより充実させ,2学期制を実施する際のポイントとなる充実した夏休みの理科学習を可能にしている。また,教科書が上下巻に分かれておらず,各学校の実情に合わせて,年間指導計画を柔軟に組み替えられるようにしている。5.基礎的・基本的な内容が定着し,  適切な評価と支援が行われるように  配慮されているか。■「まとめよう」「たしかめよう」「力だめし」・各単元末の「まとめよう」では,その単元の問題の文を引用してまとめ,学習を振り返ることができ,また,「新しく学習した言葉」コーナーも設けている。・学習内容の定着を図る問題「たしかめよう」「力だめし」を設けている。「たしかめよう」は基礎学力の定着,「力だめし」は応用力の育成としている。また,「わくわく理科プラス」の「学習の終わりに」では,「力だめし」の問題にスモールステップのヒントを設けている。⑤ 内容の構成・配列・分量

元のページ  ../index.html#48

このブックを見る