ここが知りたい 小学校英語 Q&A
外国語指導に自信がありません。どのようにすればいいでしょうか?
指導書やデジタル教科書を活用しながら、児童の発話を導きましょう。
Blue Sky では、活動の位置を固定化し、迷わず、安心して指導できるようにしています。指導書には全時間分の指導案を掲載した「指導案集」を用意し、指導者の発話例(英語)をたくさん掲載しているので、英語での授業にも対応可能です。「朱註」には指示文の英訳とSmall
Talk のサンプルを掲載しています。また、豊富なデジタルコンテンツでネイティブの音声を使って、幅広い授業をすることが可能です。
QRコンテンツ・学習者用デジタル教科書の効果的な利用方法は?
個に応じた指導に活用できます。
授業外で学びを振り返ったり、音声等を活用した自学自習が可能です。授業内でも児童の必要に応じて、繰り返し映像や音声を視聴することができます。Blue
Sky では、豊富な映像・音声を用意しているので、児童は気になる部分を納得がいくまで聞くことができます。また、児童が言いたいことを選んで英文を作り、音声の確認ができる「英文Maker」を活用したり、クイズ形式で単語を学習できるコンテンツも用意しています。
必然性のある場面を設定するのが難しいです。
教室内言語活動からの解放の工夫を。
Blue Sky では、各Unit の最後のActivity をプロジェクト的なものにしていますが、より相手意識をもつように、直前のFriends around the World
の登場人物に話すことを想定することもできます。また、学期に1度、あるいは年に1度、学校行事などと結びつけて、実際の使用場面を生活と関連づけることが考えられます。6年のUnit
6(小学校の思い出)では違う地域の小学校とやりとりをしたり、6年のUnit
8(中学校生活・部活動)では中学校とやりとりするなど、教室内の言語活動だけにならない工夫ができます。
教科書と関連づけた評価方法を教えてください。
主に4つの評価方法を想定し、サポートを用意しています。
授業における評価
各Step にActivity を設けて、やりとりや発表の場面を多く取り扱っているので、行動観察をして、よかった点や課題を共有し、後半の活動に生かすといった中間評価を入れることができます。
各Step にActivity を設けて、やりとりや発表の場面を多く取り扱っているので、行動観察をして、よかった点や課題を共有し、後半の活動に生かすといった中間評価を入れることができます。
記述分析(教科書[ワークシート]・児童の作品・ふりかえり)
Activity に書き込み欄を多く設け、記述分析ができるようにしています。また、Unit 末のLookBack のコーナーでは、習った語句や表現を確認するとともに、それらが使われる場面や働きを理解しているかどうかを見る問いも設けています。指導書には、Unit ごとではなく、毎時間のふりかえりシート(データ)も準備する予定です。
Activity に書き込み欄を多く設け、記述分析ができるようにしています。また、Unit 末のLookBack のコーナーでは、習った語句や表現を確認するとともに、それらが使われる場面や働きを理解しているかどうかを見る問いも設けています。指導書には、Unit ごとではなく、毎時間のふりかえりシート(データ)も準備する予定です。
パフォーマンステスト
学期末に実施できるパフォーマンス課題をREVIEW に掲載しています。既習の表現を、場面や状況を変えて使用できるかを問い、思考力・判断力・表現力をはかります。また、指導書の「評価テスト集」には、Unit ごとのパフォーマンス課題を掲載しています。評価の基準の参考となる評価例動画も準備する予定です。
学期末に実施できるパフォーマンス課題をREVIEW に掲載しています。既習の表現を、場面や状況を変えて使用できるかを問い、思考力・判断力・表現力をはかります。また、指導書の「評価テスト集」には、Unit ごとのパフォーマンス課題を掲載しています。評価の基準の参考となる評価例動画も準備する予定です。
ペーパーテスト
指導書の「評価テスト集」には、Unitごとの確認テストを掲載しています。5年は「聞く」「書く」問題、6年は「聞く」「読む」「書く」問題になっています。また、別売の副教材の評価テストも用意しています。学校の実態に合わせてご利用ください。
指導書の「評価テスト集」には、Unitごとの確認テストを掲載しています。5年は「聞く」「書く」問題、6年は「聞く」「読む」「書く」問題になっています。また、別売の副教材の評価テストも用意しています。学校の実態に合わせてご利用ください。
中学校の英語学習への接続を考えて何をすればいいですか?
音声で十分に慣れ親しませた上で「読むこと」「書くこと」への準備を。
Unit末のLet's Read and Writeでは、系統性を踏まえた文字指導を設定し、アルファベットや文字と音との関係を学習します。帯活動として少しずつ毎時間行うなど、柔軟な使用が可能です。5年の後半からは、Activityなどで、少しずつ書き写したり例文を参考に書くことを導入し、スモールステップで「書くこと」の指導を進められます。さらに、デジタル教科書には音韻認識能力を高める問題も収録する予定です。小学校で
「文字と音」との関係をしっかり学ぶことによって、中学校での
「つづりと音」との関係を学ぶことにスムーズにつなげます。
「漆塗り型」の指導とはどのようなものですか?
言語材料を実際に使いながら習得させる指導方法です。
「漆塗り型」の指導とは、「*漆を何度も塗り重ねるように、間違えてもいいから言語材料を繰り返し使い、修正をしながら身に付けるイメージ」で言語活動を積み重ねていく指導方法です。
Blue Skyでは、各StepにActivityを設け、言語活動を行います。Unitゴールの活動であるStep 3のActivityに向けてStep 1, 2のActivityで実際に使いながら習得していきます。
Blue Skyでは、各StepにActivityを設け、言語活動を行います。Unitゴールの活動であるStep 3のActivityに向けてStep 1, 2のActivityで実際に使いながら習得していきます。
*直山木綿子監修(2021)『小学校外国語教育の指導と評価』文溪堂
令和2年度版の教科書から単元配列の変更はありますか?
令和2年度版教科書へのご意見を受けて、次の3か所で配列を変更しました。
5年の入り口をなだらかに
令和2年度版
言語材料 | |
---|---|
5年 Unit 1 | 誕生日 When’s your birthday? My birthday is (May 10th).など |
5年 Unit 2 | 教科・時間割 What subject do you like? I like (math).など |
令和6年度版
言語材料 | |
---|---|
5年 Unit 1 | 教科・時間割 What subject do you like? I like (math).など |
5年 Unit 2 | 誕生日 When’s your birthday? My birthday is (May 10th).など |
「5年の最初のUnitから新しい言語材料が多くて教えるのが大変」とのご意見を受けて、Unit
1は新出の言語材料が多すぎず、3, 4年で慣れ親しんだ表現も使える単元に変更しました。
5年の出口で世界に向けて
令和2年度版
言語材料 | |
---|---|
5年 Unit 6 | 行ってみたい国 Where do you want to go? I want to go to (France).など |
5年 Unit 8 | 料理・金額 This is (the Healthy Lunch). It’s (400 yen).など |
令和6年度版
言語材料 | |
---|---|
5年 Unit 6 | 料理・金額 This is (the Healthy Lunch). It’s (400 yen).など |
5年 Unit 8 | 行ってみたい国 Where do you want to go? I want to go to (France).など |
「5年はまだ世界の国々についてあまり知らない」とのご意見を受けて、5年では身近なことを学習する中で外国のことにも少しずつ触れ、知識を蓄えたのち、最後のUnit
8で行ってみたい国について考えるようにしました。
言語活動をより新鮮に楽しく
令和2年度版
言語材料 | |
---|---|
6年 Unit 4 | 夏休みの思い出 How was your summer vacation? I (went to the beach).など |
6年 Unit 5 | 週末の出来事 What did you do last weekend? I (played soccer).など |
令和6年度版
言語材料 | |
---|---|
6年 Unit 4 | 体験したこと How was your summer vacation? What did you do yesterday? I (played soccer).など |
6年 Unit 5
|
あこがれの人 This is (Ohtani Shohei). He (made many records).など |
「6年Unit 4, 5が同じような活動になってしまう」とのご意見を受けて、Unit 4,
5を1つの単元に集約し、別の場面で過去の表現が使え、かつUnit 7(将来の夢・職業)に向けて準備ができる新たなUnitを加えました。